肌細胞 若返り

肌細胞の若返りに有効な成分

 

 

注目の新アンチエイジング成分
フラボノイドは、坑菌作用、坑ストレス効果、老化の原因となる過酸化脂質を抑制する作用などがあり、アンチエイジングに有効な成分の一つですが、最近、ブドウ等、果物の皮に多く含まれている、ミリセチンというフラボノイドの1種が注目を浴びているように、若返りに有効なアンチエイジング成分は次々と新しいものが追加されています。

 

代表的なものをピックアップし、その効果について調べてみました。

 

ミリセチン
紫外線は、肌の老化、シミやニキビの原因等、肌にさまざまなトラブルを引き起こします。ミリセチンの肌の修復効果は、UVクリームやスキンケア製品などの有効成分として注目されています。

 

ポリリン酸
ミリセチン同様、肌の細胞の修復と再生を促進する効果があります。体内で作られた非常に不安定なFGF(繊維芽細胞増殖因子)を安定させ、機能を増強、真皮層で繊維芽細胞の増殖とコラーゲンの生産を促進する効果があります。

 

分割ポリリン酸
そのままの状態では十分な効果を発揮出来ない通常のポリリン酸の欠点を補うために研究開発された成分が 「分割ポリリン酸」です。

 

分割ポリリン酸は、ノーベル医学賞を受賞したコーンバーグ博士が 研究し、日本の医学博士柴肇一氏によって完成した国際特許をもつ新しい美肌成分です。

 

EGFとFGF
EGFは表皮細胞を増殖し、FGFは真皮を生成する線維芽細胞を増殖します。EGFとFGFをスキンケアに効果的にとりいれることで、細胞からの肌の若返りが期待できます。

 

EGFとFGFは水溶性なので、肌に塗っても、肌のバリア(角質層)を通過して、肌のトラブルの根源に届かせることが出来ません。それぞれの成分が作用する場所に浸透させるテクノロジーが必要です。

 

また、FGFは体内で作られるタンパク質ですが、とても不安定なので、作られるとすぐに分解してしまいます。このFGFの弱点を分割ポリリン酸が補ってくれます。

 

アルジルリン(アセチルヘキサペプチド-3)
塗るボトックスと呼ばれ、注目を集めている美肌成分です。皮膚の上から塗るだけでボトックスと同じ効果があるので、欧米を中心に「塗るボトックス」として注目されています。
筋肉の動きの元である神経伝達物質の分泌を抑える作用があり、笑いジワや、眉間のシワ、額の横ジワなど、表情ジワの原因となる、表情筋の動きを弱める効果があります。

 

レチノール
レチノールはビタミンA誘導体の一つです。シワやたるみ、ニキビ、乾燥肌などの改善に効果があります。肌のターンオーバーを正常にして、古い角質を剥がす、過剰な皮脂分泌を抑える、詰まり毛穴をキレイにする等の効果で、顔のテカリや乾燥を解消し、肌に潤いを取り戻します。

 

コラーゲンの生成を効果的に高める作用もあり、レチノールは、美肌には欠かせない成分と言えるでしょう。

アミノ酸のアンチエイジング効果

アミノ酸は肌細胞を作る原料

 

肌の乾燥は、肌の老化を早め、敏感肌やニキビ、シワ、シミ、たるみなど、あらゆる肌トラブルの原因となります。

 

肌のハリや弾力を保つ働きをするコラーゲン、実はアミノ酸を原料として作られています。プロリン、アラニン、グリシンといったアミノ酸が原料で、真皮の約70%を占めているのです。

 

角質層の中に水分を保ち、肌に潤いを与えるのもアミノ酸の働き。NMF(ナチョラル・モイスチャラジング・ファクター)と言う天然の保湿因子が肌を保湿しているのです。このNMFの主成分もセリン、プロリンといったアミノ酸です。

 

グルタチオン(システインとグリシン、グルタミン酸が結合してできたもの)には強力な抗酸化作用があり、老化の原因となるフリーラジカル、過酸化脂質を取り除きます。解毒作用もあります。

 

血行を良くして新陳代謝を活発にするので、肌のターンオーバーを正常に戻します。このように、アミノ酸には多くの美肌効果があります。

 

シミやくすみを改善する美白効果、シワやたるみなどを改善するアンチエイジング効果の他に、ニキビの改善にも効果的です。肌の老化が気になりだしたら、アミノ酸の補給で若返りましょう。