UVケアは生まれた時から!
UVケアに関しては、生まれた時から始めるのがベスト!と言われています。若いうちは紫外線のダメージが外に現れにくいので、問題ない、と思われがちですが、実はこの世に生まれ、最初に紫外線を浴びた時から、すでにダメージを受け始めている、といっても良いのです。
もちろん乳児にUVケアをしなければいけない、ということではありません。できるだけ紫外線を浴びる機会を減らす努力や工夫が大切なのです。
一生のうちに浴びる紫外線の量の約半分を18歳くらいまでに浴びてしまっているそうです。浴びた紫外線の量が多ければ多いほど、肌の老化が早くなってしまうのです。
長い間に蓄積された紫外線のダメージが、シミやシワ、たるみなどの肌トラブルとなって、20代後半くらいから表面化してくるのです。
ですから、子供の頃からなるべく紫外線を浴びない工夫、帽子をかぶる、クルマや家の窓にはUVカットのフィルムを貼る、等、紫外線対策をしましょう。意外なのが、目が浴びた紫外線、メラニン色素を増やすのだそうです。可能であれば、サングラスもかけて下さい。
太陽がでていなくても、家のなかにいても、届く紫外線があります。真夏でなくても紫外線は降り注いでいます。UVケアは肌の若返りを考えるのには、切っても切れないものであることを忘れないようにしましょう。
UV-A と UV-B
紫外線にはA波(Ultraviolet A) とB波( Ultraviolet B)があります。コレを防ぐので UVケアというわけです。A波、AB波はそれぞれ日焼けの仕方が違いますので、UVケアもそれぞれ別の紫外線防止剤を用います。
(C波もあるのですが、地上には届いていないといわれています。しかし、近年オゾン層の破壊で、C波が届いた、という報告もあるそうで、今後の調査が望まれます。)
UV-A
肌が黒っぽくなるサンタンという日焼けになります。紫外線A波の問題は、波長が長いので、表皮を通って真皮迄届くため、コラーゲンやエラスチンを破壊して、ハリや弾力がなくなり肌の老化がすすみ、シミやシワ、たるみの原因となることです。
(紫外線防御効果は、PA で表します)
UV-B
赤く日焼けする、サンバーンを起こします。エネルギーが強いので肌の表面に炎症を起こします。日焼けすると皮膚がんになりやすい、と言われるのは、このB波による日焼けです。シミの原因にもなります。
(日焼けが起きるまでの時間をどのくらい伸ばせるか、をSPFで表します)
日焼け止めの成分は2種類
日焼け止めの成分には、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。それぞれ成分や働きが違うので、用途に合わせて選びましょう。
【紫外線吸収剤】
紫外線を吸収して熱エネルギーに変える作用をもつ化学物質。
A波には、パルゾールA、メギゾリルSX等。B波には桂皮酸、オキシベンゾンなどが代表的な成分です。効果は高いですが、肌への刺激があり、肌ストレスになる場合もあります。
SPF値やPA値の高いものを長時間使うのは避けたほうが良いでしょう。専用のクレンジングでしっかり落とすことも大切です。
【紫外線散乱剤】
紫外線を肌の上で反射します。酸化チタンや酸化亜鉛等、金属を酸化させた物やカオリン(陶土)という細かい粘土質の粉等が成分で、肌への刺激は少ないですが、白浮したり、乾燥の原因にもなります。
強い日差しにはあまり効果が期待できません。敏感肌やアトピー肌にはこちらが良いでしょう。
【UVケアは、TPOを考えて使おう】
日常で使うのか、海や山のレジャーか、また季節や場所によって指数を選んで使うようにしましょう。効果の高いもの程、日焼け止めの成分が肌に刺激を与えることを忘れないようにしましょう。
肌の老化を防ぐには、紫外線をできるだけ浴びないようにする、保湿で乾燥を防ぐ、事が重要です。紫外線のダメージから肌を守り、若返りましょう。